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曲げ木家具の秋田木工編


私の住んでる秋田に、世界に誇る曲げ木家具の<秋田木工>さんがあります。
秋田木工さんのサイトはこちら

今回ネット仲間のmokkinさんと訪問する機会に恵まれ、担当の方から丁寧に案内
までして頂き、曲げ木家具の製作過程を堪能する事が出来ました。
本当にありがとうございました。

驚きの曲げ木の技など撮影に関しても、
「どうぞどうぞ。方法など決して秘密にはしておりません。方法をマネても
技術はマネできませんから」 ニコッ

自信たっぷりでした。(^o^)

それでは一連の製作工程の紹介です。

・・・レポは少し長いです。・・・

まずは事務所二階のショールームから

カタログにもありますが、製品がたくさん展示してあります。テーブルとセット物。中にはグッドデザイン賞ものとか、宮内庁納入品とか多数。
現在の製作形態は完全受注生産という事でした。

左のロッキングチェアーはmokkinさんお気に入りの物です。いつか同じ物を作るかも・・・いや絶対。(笑)
曲げ木椅子の数々。皆さんもどこかで必ず見たことあるはず。 有名ホテルやレストランで。 定番商品ですから・・・。
有名デザイナー物もあるそうで、子供椅子もパイプよりは趣がありますね。
これこれ!遊びのオブジェですが、これでもか!位に曲がってます。 このトグロ状もね〜。
直線物もあります。(笑)

カタログには載ってないですが、注文で自由なデザイン、樹種で製作して頂けます。
これは樺材の食器棚。突き板仕様でお安くなってます。
初期には自動車のハンドルの製作もありました。

今でもいいですよね〜。復活してほしいです。
曲げ木の金型。後ほど紹介しますが、この金型も自社生産です。他の金具もすべて自社で生産出来るそうです。
さて工場見学です。

入り口にはブナの板材。
板といっても5cm位あります。私が見ても判るくらい目が通ってます。とってもキレイ。

曲げ木は無理やり変形させますので、下手に木目が暴れてる材は使えないそうです。やはり入手も割高とか。
製材部。
お決まりのでかいバンドソー。2台ありました。
これで自社規格に挽き出していきます。
横切りも交えて規格寸法に切り出していきます。 自動プレーナにも掛けて、それぞれにまとめて運びやすい様にしています。 それにしてもこのプレーナ。 幅が70cm位あるけど、とっても静かなのは何故?
あっゴミ箱!。
ブナの端材の山です。・・・ズルルッ(@_@)

もちろん聞きましたよ。この山はこれからどうするか?。
でも涙の回答でした。・・・あとで報告。
その隣の部署。
自動倣い加工旋盤。とでも言いますか・・・。

判りにくいけど手前受け棚に角材がセットしてあり、自動でセットされバイトが倣っていきます。
これは削り始め・・・。
中ふくらみの丸棒が出来ました。もちろんダクトで集塵していますし。ワークは勝手に後ろに落ち、また角材がセットされます。

mokkinさんはこの仕組みに非常に見入ってました。(笑)新ルーターレースに採用される事でしょう。
この方はさっきの丸棒を縦型ベルトサンダーで仕上げています。
隅には旋盤用のたくさんのテンプレート。丸棒の形状を決めるのでしょうね。
一旦外に出て・・・鉄工部。???。 こちらはもう鉄工所です。
曲げ木の金型を製作します。鉄のL型鋼やら部材が整然と置いてあります。
なんて言うのか?。叩き用のハンマーです。
ガツンガツンと凄い力で叩き曲線を曲げて行くそうです。
金型製作の木治具。(笑)

背板金型のRの為にベニヤ治具のカーブに合わせます。
溶接台。耐熱板が敷いてあります。
壁の換気扇で有害な溶接煙を吸引ですね。

あーここで火花を出してみたい〜。
簡易溶鉱炉もあります。これで刃物の焼き入れも・・・・。
いやー、1ケ月位こもりたいですね。

休憩も自社製品の曲げ木椅子で(笑)
奥には鉄工の三種の神器も。
でかい旋盤にmokkinさんも目が奪われ・・・。

おーい。ここは曲げ木ですって・・・木工ですよ・・・。
この組み合わせ構図はいいですね。(^o^)

アマチュア木工ネット界のサイクロン博士と、化け物サイクロン。家具工場はスケールが違いますね。

(レポートの着眼点が少し違いますね。汗。)
ゴミ箱の行方はここです。

ボイラーの燃料になるのでした。曲げ木の蒸気、曲げた後の養生、塗装の乾燥。冬は暖房と休み無しです。
担当のおじさん。いつも暑くて大変ですね。

「ウンニャ。心頭滅却だぁ〜」と言ってるかどうか?
棟が替わって曲げ木部署です。
ヒット商品のスタッキングスツールの足用金型です。カタログ中の
Accessorysのpaeg39の物ですね。
金型に蒸した材を挟んで、プレスで加圧し、テンプレートで曲がり具合を確認しています。この後右の乾燥炉で48時間かけて養生するそうです。
丸い輪状の加工をしています。ここは秋田木工さんの神髄です。 こう見えても材はかなりの高温なんです。
蒸し立てアツアツの材を・・・(冬は肉まんも一緒に・・・してないしてない)型に挟め、腰でグイグイ押してクランプで固定し、後半は動力でグイグイ。こんなに曲がる物かと思いました。内側はしわしわになります。 下手な材はこの時点で折れてしまうそうです。
あちこちに材が有ります。梁の上のはストックだそうです。
左は丸いスツールの座面になります。四角い材ですが後で丸に加工します。ですからスタリも多くなりますが、シワとかササクレを取る為倍の径が必要となるそうで、コストはかかりますが、良い物が出来ます。
出番を待つ金型はあちこちにあります。
ここにも製品ストックが・・・と思ったら。
後で木目から割れる事も。修復出来ない物はボイラー行きです。
あー待って〜。何かに使える〜。(笑)
この全景は木工家具工場に見えませんですね。
大きい輪も出来ます。丸テーブルの廻りの縁取り施工しますが八角とかに接ぎ合わせの物とは仕上がりも強度も違いますね。 素人は普通曲げれないし・・・。
また棟が替わり、木工所らしくなってきました。

座面の輪の平面を、でかい手押しプレーナに掛けてます。
これもまた静かな事。誘導モーターはいいなあ。
使ってるのか? 場内のあちこちに色んな加工機があります。
反対側から角材を入れると、こちらに棒状になり出てくる物。径も変えれます。
部材、治具など所狭しに・・・でも整然と置かれていました。
NCルーター。お姉さんが操作します。
もちろんNCですから数値入力ですね。モーターが4個もついて別々のビットが装着でき連続加工が出来ますね。
下の手に持った角材の輪が、ルーターで丸棒輪に加工します。内、外、裏表と4回削って出来上がりです。

これは丸棒を曲げるよりも精度が出るので、この方法だそうです。とってもキレイです。
部材のベルトサンダー掛け。左は細いベルトの上下回転。張りはゆるゆるで曲線に対応。
それにしても、こちらの工場。床には屑が落ちていません。集塵も有るのですが定期的な掃除もしないとこうはならないでしょう。見習わなければ・・・。
丸棒に差し込むホゾでしょうか。当たり面(胴突き?名称が判りません)に角度がついています。右の機械で加工します。横切り盤の様なテーブルにセットしカップ型のカッターで角度のついた削り取りをします。
同時に並んで付いてる丸鋸で長さも調整。
判りにくいですが、自作トリマーテーブルで部材のボーズ面取りをしています。あんまし作業が早くて写せませんでした。 トリマー取り付けプレートは石柄の人造大理石でした。
本体は私と同じ日立のM6。 (ブラシモーターは定格30分とかになっていますが、業務用にも耐えるんですね。(笑)
油圧プレス。加温もついてて
カタログchairs page6
の座面のエンボス加工します。これ専用です。
こういうのも有り?ですね。
加工が進んで来ました。右の機械はなかなか考えられた物。ベルトサンダーですがヤスリ面が内側になっていて、丸い穴から部材をツッコむと丸棒の部材の両外周を仕上げます。
椅子の背板の部分でしょうか?
大きさ比較で私の足も一緒に(笑)
見て下さい。この形状。
曲げ木以外では出来ない形ですね。


画像が多くて済みませんね〜。
まだまだ半分。次ぎもあります。

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